TCS認定コーチトレーニングオブザーブに行ってきました
昨日、博多でTCSトラストコーチングスクール認定コーチトレーニングがあり、初めてオブザーバーとして参加しました。
私は2016年の誕生日を迎える直前にトラストコーチングを受講し、2017年の夏にトレーニングを受け、認定コーチになりました。
TCSを受講した時の、私が「関係性を変えたい人」、そして「一番認められたい人」は、父でした。
父は、とにかくくちうるさくて、仕事人間・肥後もっこす・頑固オヤジ・亭主関白そのもので、まぁ私にとっては「嫌いな人間」でした。
私が物心ついた頃から絵本を読んでくれたことも近所の公園すら連れて行ってもらったこともなく、夏休みなどの長期休暇でもお泊りどころかおでかけすることもなく、仕事ばかりの父でした。
かと思ったら突然「今日から休むから」と母と旅行に行く・・・もちろん私はおいてけぼりで。
目の前にポットとカップラーメンがあっても決して自分で湯を注ぐことなく、「おーい!」と母を呼びつける。
洋服一つ自分じゃ選ばない。なのに、母が選んできたものに文句をつける。
「あんた何様?!」と何度思ったことか・・・いえ、正直何度も口にしました。
そんなこんなで父と衝突しながら迎えた高校受験。
第一志望に落ちました。
そしたら、
「家の恥だ。出ていけ。」
といった内容の事を吐かれ・・・
地元から離され、寮生活を送ることになりました。
実家にいる事が嫌で「どうしてここにいるんだろう」と常に考えていた私にとっては好都合な状態になったわけですが、あの時はショックでした。
想定していた返しよりもひどかった事に、受験に失敗したショックも飛んでいきました。
他にも大なり小なり父との確執が生まれる出来事はたくさんあったのですが。
それでも、「私は父に認められたいと思っている」状態だったんです。
TCSを受講している間、その数時間、何かもやっとしていました。
「本当にお父さんに認められたいの?・・・」
「コーチングって、すぐにきいてくるもんじゃないんだよ。
一か月後、二か月後・・・人によったら半年後、一年後に、『ん?あぁそういうことか!』って気づいて、そこから行動が変わっていくんだよ」
言葉はちょっと違いますが、トレーニングで、代表の馬場コーチがそのような事を言われていました。
まさしくその通りで、
私は受講から何か月も何十か月も経って、ようやく答えにたどり着きました。
その間に、父の生い立ちを知り、父が祖父たちから受けてきた教育・刷り込みを知り、父が諦めなければならなかった事、父が背負わなければならなかった事、私と兄に託したかった思いを知りました。
だからあんな態度であんな言葉しかくれなかったんだね、お父さん。
でも、これで父の全てを受け入れられるかと言ったら、私には出来なくて。
でも、まぁそれが父だし、それが私だし。
それでいい。
私なりのゴール(父との関係性)が見えた瞬間でした。
私は父を尊敬している。
私は父を認めている。
心だけは常に一緒にいる。
私は父が最期の最期まで生き抜く姿を見る。
それが私だ。
そう認めて、そう決めたら、不安を感じることがなくなりました。
答えは自分の中にある。
それを探すサポートが出来るコーチングという技術にますますほれ込んだ昨日一日でした。
