「大学ではそんなこと教えてくれなかった・・・」

「公務員とか、いいなって思ってるんです。
でも、好きな事を仕事にするほうが、続けられるのかな~とも思っていて。」

キラキラした目で未来を想像する大学生に出会いました。


「そっか~。これからなんだね。
何でも選べるね。楽しみだね!

ねぇ、どんな人でいたいと思ってる?


「え~っと、公務員とか、○○とか△△とか~。」

「うん。じゃあ、公務員になったとして、どんな自分でいたい?
どんな自分でありたいから、公務員という仕事を選ぶのかな?

「・・・えっと、えっと・・・。」



就職活動、私にもそんな時があったなぁ。

あの頃に、こんなしつもんをしてくれる人がいたら、
私はどんな未来を目指していただろう。
(たらればの話はなんですけど、ちょっとだけ想像してみるのも楽しいですよね。)



たぶん、仕事を選ぶときに、多くの人が、
どんな人でいたいか。自分はどうありたいか。
だから自分はこの仕事を選ぶ。」とは考えた事がないと思います。

私もそうでした。

私が通っていた大学には、就職課という就職に関する相談が出来るとこがありました。
こういう職業がある、こんな企業がある、こういう資格が要る、求人は~、という話をするところでした。

就職課は、私にとってはあまり足の進むところではなく、
どこかに就職しなきゃいけないから行くといった場所でした。


「これで私の人生が決まるんだ。
ひとりで生きていかなきゃいけないんだ。
ちゃんと食べていけるだけのお給料をもらえるところにいかなきゃ。」


私は小さい頃から親の刷り込みが激しく、
 *ひとりで生きていかなきゃいけない
 *ひとに迷惑かけちゃいけない
 *ちゃんと人並みの生活をしなきゃいけない
とまぁ今となってはなんじゃそりゃ?!と思えるような事を信じて生きていました。

だから、
自由に生きたい!!
と思う一方で、
ちゃんとしなきゃいけない
特に、
親に怒られることをしちゃいけない
と、いつも親の顔色を伺っていました。
(だからって、『いい子』だったわけではないです。『いい子でいたいけど、出来ない子』でした。)


で、結果的に、
私は就職出来たんです。
親がとても喜んでくれた就職先に。

ただただ安堵したのを覚えています。

それから15年間この職場にお世話になりました。
なかなか出来ない経験もさせて頂きました。
(夢も一つ叶える事が出来ました。)



でも、いつも付きまとうのは、
「これでいいのか?」


始めは、「農家さんの為に」と頑張っていました。
(農業関係の仕事でしたので。)

ただひたすら仕事を覚えなきゃいけない時期はそれでよかったんです。
でも、ちょっと仕事にも環境にも慣れてきたくらいから、
疑問や迷いが出始めました。

「何をすることが、農家さんの為になるの?
私に出来る事って何?
・・・私には何も出来ない。」

でも、「今さらそこ?!」と言われると思って、誰にも言えなくて。

だいたい就職した動機が「ひとりで生きていくお金をもらう」でしたから、そもそも~と言ったらそれまでなんですが。


一度わいた疑問迷いはそうそう消えることもなく、私はことあるごとに退職を考えるようになりました。


何故か。
答えは簡単で、
その仕事をする為に必要な自分の軸が出来ていなかったから。



マザーズコーチングスクールには、
「忙しいママの迷わない子育て」というキャッチコピーがあります。


子育てについてのあなたのゴール(軸)をしっかりさせることで、子育てで迷う事がなくなり、イライラが減ったり、子育てが楽しくなったりしてきますよ~という事なのですが。


私の子育ての軸は、我が子に安心を感じてもらう事、我が子に愛を伝える事です。


それには、心にも時間にも余裕がある自分でいることが不可欠だと思っています。


これがハッキリ見えてきた時に、前職ではそれが出来ない状況にある(改善出来ない)と実感したので、私は退職を決意出来ました。


そして、私は自分がありたい姿を一番近くで子どもに見せられるマザーズティーチャー・コーチという職業を選びました。






もし私が、就職活動をする前に、

「私は、こういう人でありたい。だから、○○をする。」という事を考える機会があったら、

それをふまえて前職に就いていたら、
例えどんな仕事に就いていたとしても、


少なくとも「これでいいのか?」と迷って後悔する事はなかったんじゃないか、と思うのです。




これから就職活動を始める大学生の彼は、

『どんな自分でありたいか?』という事を考えた事もなかった。
そんな事大学じゃ教えてくれなかった。
じっくり考えてみます!
ありがとうございました!」

とわざわざ帰り際に立ち寄って言いに来てくれました。



彼はこれからどんな自分を見つけるのでしょう。
これからどんな選択をしていくのでしょう。
彼にどんな未来が待っているのでしょう。

またいつか会えた時には、聞いてみたいな、その後のお話。



まだまだ想像も出来ないけど、
我が子もどんどん大きくなって、
あっという間に就職とか言い出すんだろうな。

だから、時々聞いてみようと思います。

「あなたは、どんなあなたでありたい?
その為に今日から出来る小さな一歩にはどんな事があるかな?」



マザーズティーチャー
TCS認定コーチ
パートナーシップコーチ
田代利早

トラストコーチングスクール

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